脂肪・筋肉の体積

ダイエットのためにはまず体脂肪を減らすことです。それには筋肉をつけるべきです。なぜなら、同じ重さでは脂肪は筋肉よりも３～５倍の体積があるからです。筋トレをすると、最初は体重は減りませんが、体の中で脂肪が筋肉にかわっているからです。体が引き締まるので、服が少し緩くなるのがわかります。

低カロリー高タンパクな食事が基礎になるダイエット

体脂肪を減らしながら筋肉も増やすためには、低カロリー高タンパクな食事を実践して、同時に運動も行うことが大切です。肉類を食べる場合には、脂分が多い部位は避けて、赤身を中心に食べることがおすすめです。低カロリー高タンパクの食材として、大豆食品は特に重宝するもので、あらゆる食事の主菜になります。豆腐はステーキにしても、低カロリー高タンパクな状態になるため、筋肉の源として重宝します。

本カツオ節も良質なタンパク質を含み、余計な脂分が発酵で分解されている食品ですから、ダイエット中にも役立ちます。豆腐にカツオ節をかければ、動物性と植物性のタンパク質を同時に摂取できます。枝豆と白身魚を一緒に蒸し料理にしても、低カロリー高タンパクな栄養を余すことなく摂取できます。

気になる部分を引き締めたいなら！全身をバランス良く鍛える方が効率的

よく、二の腕や太ももなど、気になる部分だけを鍛えようとする方がいます。ですがこれはＮＧ！気になる部分だけを集中的にトレーニングすると、全体的な筋肉量のバランスが偏り、見た目にも機能的にもよくありません。過度な部分トレーニングは、その部位や他の部位の筋肉を傷める原因ともなります。

それに一部分の小さな筋肉だけに集中したトレーニングでは、脂肪燃焼量も少なく、結果として効率的なダイエット効果は望めないと言えます。それよりもまず全身的にバランス良く筋力トレーニングを行い、体全体の筋肉量をアップし、その後に部分的な筋肉へとアプローチした方が効率的です。気になる部分をシェイプアップしたいなら、まずは全身をバランス良くトレーニングし、先に全体的な脂肪燃焼量を上げておくことが大切。急がば回れの考え方が重要です。